「工事現場って必ず警備員が必要なの？」
「契約時の注意点は？」
工事現場には危険が溢れているため、「安心・安全」のためにも警備員は欠かせない存在となっています。
ただ、一口に「安心・安全」といっても、内容は様々。理由はよく分からないけど、とりあえず配置しているだけ…という方も多いでしょう。何も知らずに配置してしまうと、コスパが下がるばかりか大きなトラブルに発展する可能性もあります。
「でも警備員の配置理由なんてよく分からない…」
という方のために、この記事では工事現場で警備員を配置する理由を徹底解剖！これから警備員を依頼するという方に向けて、費用や契約時のポイントも丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、警備員を配置する理由も分かる上に、警備のコスパが上がること間違いなしです！ぜひ最後までご覧ください。
工事現場で警備員を配置する理由
それでは早速、工事現場で警備員を配置する理由について見てみましょう。
理由を明確にしておけば、警備員への指示をしやすくなる上に、余計な損失を防げるため、警備のコスパが上がりやすくなります。
代表的な理由を3つ挙げますので、参考にしてみてください。
作業員や通行人の安全確保のため
1つ目は作業員や通行人の安全確保のためです。
工事現場は道路や住宅に隣接する場所が多いため、作業員はもちろん、通行人や近隣住民の安全を守るためにも、警備員を配置する必要があります。
実際、死角から歩いてきた通行人が作業員が運び出した資材にぶつかり、大けがをしたケースもあります。
こういった事故を防ぐためにも、警備員は欠かせないのです。
自治体の規定によるもの
もう1つは、自治体に規定により、警備員の配置が義務付けられているからです。
法律上では、警備員の配置義務を記した文言はありません。ただし、工事する際、自治体に提出する道路使用許可書には、警備員の配置に関する記述があるため、実質義務化されていると言えるでしょう。
自治体の規定を守らずに工事を行うと、工事が中断されるばかりか、会社に重い罰則が下されるケースもあります。
幹線道路や道路上での作業では警備員が必須であるため、こういった観点からも警備員が必要なのです。
トラブル防止のため
3つ目の理由は、不審者の侵入は盗難防止のためです。
足場をかけて工事を行う場合、各戸に侵入しやすくなります。また、作業員を装って施設内に侵入するケースもあるため、トラブルを防ぐためにも警備員の配置が欠かせないのです。
実際にあった例ですが、工事中に出入りする見慣れない男性がおり、不審に思った警備員が声をかけたところ、空き巣を繰り返していたことが分かった例もあります。
施設の内外を見守る第3の目として、警備員が活躍した例です。無用なトラブルを防止するためには、こうした監視体制が欠かせないため、警備員を配置する必要があるのです。
工事現場の警備員費用や内訳
では、工事現場に警備員を派遣するとなると、一体費用はどの程度なのでしょうか？
サービス内容によって費用は様々ですが、大体の相場が決まっています。相場や内訳を知っておけば、無駄な出費を防ぎやすくなるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
警備員の費用相場は22,000～25,000円/日
工事現場に警備員を配置する場合、費用相場は22,000～25,000円/日です。
あくまでも相場ですので、状況によって変動します。変動する主な要因は次の通りです。
- 深夜の警備
- 休日・祝日の警備
- 有資格者の配置
幹線道路で工事を行う場合は、有資格者を配置しなければなりません。有資格者を依頼すると、3,000～5,000円/日ほど費用が上がります。
深夜帯やトップシーズンは更に費用が上がるため、予算を圧迫しないためにも、なるべく費用を抑えて依頼したいところです。
費用を抑えるコツについては、後述していますので、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。
警備費用の内訳
警備会社に依頼する場合、費用の内訳は次のようになっています。
- 警備員の人件費（60％）+警備会社へ支払う諸費用（40％）
警備員の人件費は、国土交通省が公表している「公共工事設計労務単価」を基準にしています。諸費用とは福利厚生費や装備費など、警備員の質を保つ維持費のようなものです。
内訳については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ぜひご覧になってみてくださいね。
工事現場に適した警備員契約のポイント
「工事をするから警備員を呼ぼう！」
と思った方、ちょっと待ってください。勢いのままに契約を結んでしまうと、無駄な出費を生み、損をしてしまう可能性もあります。
契約をする際の注意点について2つ解説しますので、十分に把握してから警備員契約を行いましょう。
適正な契約期間を定める
1つ目の注意点は、適切な警備期間を見定めることです。
警備員契約には、大きく分けて長期契約と短期契約があります。それぞれの大まかな特徴は次の通りです。
| 契約形態 | 特徴 |
| 長期契約 | 半年から1年以上の契約形態。割引などがある場合がほとんど。途中解約は違約金が発生する。 |
| 短期契約 | 割高だが、配置に柔軟性がある。途中解約などがない。 |
工事の期間によって、警備員の契約形態は異なりますので、まずはどの程度の期間工事を行うのかを理解しておきましょう。
必ず相見積もりを取る
警備員を探す際は、必ず相見積もりを取ってください。次のようなメリットがあるからです。
- 適切なサービスや費用を見極めやすくなる
- 企業同士で価格競争を起こせる可能性がある
- 価格交渉をしやすくなる
つまり、相見積もりは持っているだけでお得になる、魔法のアイテムなのです。
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【まとめ】工事現場には警備員が必要不可欠
ここまで工事現場警備員を配置する理由や費用相場などについて解説してきました。まとめると次のようになります。
- 安心・安全のためにも警備員が欠かせない
- 費用相場は22,000～25,000円/日
- 必ず相見積もりを取る
工事中は様々なトラブルや事故が起きやすくなります。そのリスクを防ぐためにも、警備員が欠かせないのです。
ただ、適当に配置するだけだと、過剰なサービスを受けたり、無駄な出費を生んだりする可能性があります。自社に合った警備会社を、慎重に見極めなければなりません。
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