短期イベント中に起こりやすい緊急事態と警備員の対応方法

「短期イベントで起こりやすい緊急事態は?」

「警備員にどう対応させたらいい?」

イベント中に緊急事態が生じた際は、初動が大事になります。そんな時、対応方法を理解している警備員がいると安心です。

緊急時の対応が遅くなると、被害が広がり、大きな損害を招く可能性もあるでしょう。

「でも、一体何から手を付けて良いのか分からない…」

という方のために、この記事ではイベント中に起こりやすい緊急事態について解説します。更に、緊急事態の対応方法も述べますので、読み終わる頃には、慌てずに対応できる知識が身につくはずです。

トラブル対応の方法を理解して、お客様に安心・安全のイベントを提供していきましょう。

イベント中に発生しやすい緊急事態の種類

まずは、イベント中に発生しやすい緊急事態について見てみましょう。

起こりやすい緊急事態は大きく分けて4つあります。それぞれを理解すれば、対応方法がおのずと見えてくるはずです。

それでは、1つずつ見てみましょう。

人気イベントや慌てる場所でのパニック

1つ目は群衆のパニックです。パニックは次のような場所やタイミング起こりやすくなります。

  • アーティストの登場
  • 限定商品販売
  • 機材トラブル

パニックは将棋倒しや混雑など、大きなトラブルのもとになります。

そこで、パニックが発生しやすい場所に警備員を配置して予防するだけでなく、発生後も迅速に対応できるよう準備する必要があるのです。

ケガや体調不良

イベント会場では、熱中症や疲労による体調不良のほか、転倒による怪我などが発生する場合もあります。

ケガや体調不良の程度によっては、来客者の生命が危ぶまれる場合もあるでしょう。

例えば、真夏に行われるフェスなどでは、熱中症による体調不良が続発します。中には死亡事故にまで発展しているケースもあるほど。

こういった事故を起こさないためには、早期発見・即対応が欠かせません。それを可能にできるのが、警備員の配置なのです。

不審者および犯罪行為

3つ目は不審者や犯罪行為によるものです。具体的には、次のようなケースが挙げられるでしょう。

  • 挙動不審・危険物を所持する不審人物の侵入
  • 暴行・放火・痴漢などの犯罪行為
  • ドローンの侵入

ある研究では、警備員の配置や声掛けによって、犯罪の発生率が60%低下するという結果が出ています。逆に言えば、警備員のいない会場では、犯罪の発生率が高まるということです。

人が集まる場所では、こうしたリスクが発生しやすいことも理解しておきましょう。

火災や火気の問題

火災は被害が大きくなりやすい緊急事態です。

一度発火すると消火するのが難しい上に、煙や熱気で多数の被害をもたらします。

2016年には、あるイベントで火災が発生し、男児が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。原因は電球が接触したことによる、自然発火だったそうです。

自然発火であれ、放火であれ、早期発見・早期対応をすることで、被害を食い止めることができます。

その役割を担うのが、警備員なのです。

緊急事態発生時における警備員の対応方法

では実際に、緊急事態が発生した時は警備員にどのような対応をさせるべきでしょうか。

緊急事態では、初動が被害の大きさを決めます。

万が一の場合に備えて、正しい対応方法を知っておきましょう。

パニックへの対応

パニック時は、来場者の誘導と安全確保が重要です。具体的には、次のような手順になります。

  1. 状況を把握する
  2. 避難ルートを確保し、危険箇所を封鎖
  3. 場内へのアナウンス
  4. 誘導
  5. 必要であれば、消防などへの連絡
  6. 行動や区域を制限し、二次災害を予防

実際は、この手順がほぼ同時に行われます。警備員あるいはスタッフが連携して行う必要があるでしょう。

パニック時は、パニックの中心となるものから来場者を遠ざける必要があります。そのため、最初にすべきことは状況を確認することなのです。

原因を究明してから、上記の手順に則り、適切な対応を行なっていきます。

ケガ人や体調不良者の対応

怪我人や体調不良者の対応は次のとおりに行います。

  1. 怪我人や体調不良者の状況確認
  2. 応急処置の実施
  3. 必要であれば救急車の要請
  4. イベント責任者へ連絡

傷病の程度によっては、応急処置が必要になります。救急箱やAEDがある場所について、事前に打ち合わせで伝えておきましょう。

過去のイベントでは、警備員がAEDを使って来場者の命を救ったケースもあります。マニュアルや休憩室などの整備は欠かさずに行いましょう。

不審者や犯罪行為への対応

不審者や犯罪行為への対応方法は次の通りです。

  1. 状況確認・情報共有
  2. 来場者の安全確保
  3. 警察への通報
  4. 証拠の確保
  5. イベント責任者への連絡

不審者や犯罪行為に対しては、まず来場者の安全確保を最優先に行います。無理に制圧などを行わないようにしましょう。

必要であれば動画などを撮り、警察へ証拠として提出します。

こういったケースの対応では、不審者の制圧ではなく、場の安全確保が優先であることを共有しておきましょう。

火災発生時の避難誘導

火災が発生した際は、次のような手順で対応します。

  1. 火災の発見・周囲への伝達
  2. 消防へ連絡
  3. 初期消化活動
  4. 避難誘導
  5. 場の安全確認・封鎖
  6. 救助活動

実際のケースでは、これらの対応がほぼ並行して行われます。

火災時は来場者がパニックになりやすいため「火災」という直接的なキーワードではなく、緊急避難指示など来場者が冷静に行動できるアナウンスが必要になるでしょう。

もちろん、火災を目撃している避難者に対しては、落ち着いて避難するよう指示が必要です。

いずれにせよ、被害が大きくなる前に消化や避難誘導などの迅速な対応をしなければなりません。万が一の際でも落ち着いて行動できるよう、指針を固めておきましょう。

コスパの高いイベント警備員は相見積もりで見極めよう

「でも、これだけの対応力を持ったイベント警備員を見つけるのって大変…」

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  • 価格・サービス内容を比較検討できるので質の良い警備員を探しやすくなる
  • 企業同士の価格競争を起こしやすくなる
  • 価格交渉をしやすくなる

相見積もりを取ると、質の良い警備員を探しやすくなるだけでなく、費用を抑えやすくなる可能性があるのです。

ただ、大変なのが見積もり先を探すことですよね。

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【まとめ】対応力のあるイベント警備員は相見積もりで見つけよう

ここまで、イベント中の緊急対応について述べてきました。まとめると次のようになります。

  • 緊急事態になりやすいケースについて理解しておく
  • 万が一に備えたマニュアル作り・環境整備を随時行う
  • 対応力のある警備員は相見積もりで探す

緊急事態が起きないに越したことはありませんが、発生の可能性は否めません。そんな時、警備員がいることで発生を予防したり、被害を食い止めたりすることができます。

ただ、それだけの対応力を持つ警備会社を探すとなると、中々骨が折れますよね。

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