短期イベントの規模に応じた警備員の配置方法は?基準値なども徹底解説

「短期イベントは何人警備員を配置したらいいの?」

短期イベントの安心安全のために欠かせないのが警備員ですが、難しいのが人数配置。過不足なく配置しないと、トラブルや無駄な出費を生む可能性もあります。

ただ、一体何人の警備員をどのように配置したらいいのか、わからない方も多いでしょう。

「いちいち調べるのも面倒くさい…」

という方に向けて、この記事では短期イベントの規模に応じた警備員の配置数を解剖!基準となる数値なども解説しています。

この記事を読めば、イベント成功の鍵になる適切な警備体制について知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。

短期イベント規模別!警備員の人数基準

まずは、短期イベントの規模別に、警備員の人数基準について見てみましょう。状況によるので絶対的な基準ではありませんが、自分の中で基準を持っておけば、配置がスムーズになります。

以下にイベント規模別の警備人数目安を示しました。

規模参加者数警備人数の目安備考
小規模イベント~100人2~5名入退場管理1〜2名会場巡回1〜3名
中規模イベント100~1,000人参加者数の1~3%①セクションごとに配置と巡回担当を置く
②チケット確認がある場合、受付担当を増員
大規模イベント1,000人以上参加者数の3~5%①重点エリアの特別警備、複数班による巡回
②入退場口が多い場合、受付担当をさらに増員

おおよその目安は上記の通りです。他に荷物確認・巡回・VIP警備などが必要な場合、この限りではありません。最低限の必要人数だと考えておきましょう。

チケットや身分証明書の確認が必要な場合、受付や入退場口での混雑が発生しやすいため、該当エリアに1.5倍〜2倍の警備員を配置すると効果的です。特に大規模イベントでは、混雑回避のために専用の受付班を設けると良いでしょう。

警備計画をたてる際の参考材料として活用してみてくださいね。

短期イベント警備員を配置する際のポイント

短期イベント警備員を配置する際には、いくつか考慮すべきポイントがあります。警備すべき対象や状況やイベントによって異なりますが、次に解説する4つのポイントは、どのイベントでも共通するものです。

ポイント配慮すべき点備考
イベントの種類コンサート:ステージ周辺、観客エリア、入退場口
スポーツイベント:競技場、観客席、選手エリア
展示会:各ブース、出入口
イベント特性に応じて、参加者の集中しやすいエリアやリスクの高い場所に重点配置が必要。
会場のレイアウト出入口の数:複数出入口がある場合、それぞれに警備員を配置
動線の長さ:長い動線には巡回担当を配置
視認性:死角が多いエリアには追加配置
大型会場の場合、動線が複雑になりやすいため、案内誘導も兼ねた警備が効果的。
死角はカメラの活用で補完する。
参加者の特徴年齢層:高齢者や子どもが多い場合、誘導担当を増員
行動傾向:騒音や暴動などのリスクがある場合は周囲巡回を強化
混雑リスク:混雑エリアで待機警備員を配置
ファミリー向けイベントでは安全誘導の警備を強化。
若年層が多い場合、集団行動への警戒が必要になる。
緊急時の対策避難ルート:非常口付近、主要通路
災害対策:地震・火災時にすぐ誘導できる位置
医療対応:救護所やAED設置エリア
緊急時、速やかに対応するため、非常口と主要通路には優先的に警備員を配置する必要がある。

上記のように、短期イベントの警備員配置は、イベントの特性や会場のレイアウト、参加者の特徴、緊急時対応策を総合的に考慮して計画を立てると良いでしょう。

警備員を適切に配置しないと、混雑やトラブル発生時に迅速な対応ができず、参加者の安全やイベント運営に影響する可能性もあります。

「1人で考えるのは難しい…」

と感じる方は、プロに意見を聞くのが1番です。とはいえ、信頼できる警備会社が分からない方も多いでしょう。

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短期イベント警備員を適切に配置するためのヒント

最後に、短期イベント警備員を配置するためのヒントについて解説します。

警備員配置を成功させる鍵は、事前準備にかかっていると言っても過言ではありません。この点を怠ると、イベント当日に予期せぬトラブルに見舞われる可能性もあるでしょう。

事前準備で大事なポイントについて2点解説しますので、参考にしてみてください。

警備会社との綿密な打ち合わせ

警備員配置を成功させるには、警備会社との綿密な打ち合わせが不可欠です。事前に具体的なニーズや会場の状況を共有し、適切な計画を立てましょう。

警備計画の詰めが甘いと、不要な人員配置や重要なエリアの見落としが発生する可能性もあります。警備会社と詳細な打ち合わせを行うことで、トラブルを未然に防ぎ、効率的な配置が可能になるのです。

例えば、次のような点について話しておくと良いでしょう。

  • イベントの特性(参加者層、リスク要因)
  • 会場のレイアウトと出入口の数
  • 想定される参加者数とピーク時間帯
  • 緊急時対応のマニュアル(避難経路、連絡体制)
  • 警備員の役割分担(入退場管理、巡回、特定エリア警備)
  • 使用する機材や装備(無線機、監視カメラなど)
  • 打ち合わせ後のリハーサルやシミュレーションの実施

警備会社と密に連携し、警備計画を共有することで、警備体制の質を向上させることができます。上記のポイントについては、必ず打ち合わせしておきましょう。

相見積もりを取って適正なサービスを見極める

警備員の配置を成功させたい方は、複数の警備会社から見積もりを取ると良いでしょう。理由は次の通りです。

  • 複数社の見積もりを比較することで、適正な価格を見極めやすくなる
  • 基本業務以外の追加サービス(緊急対応、巡回頻度など)の有無を把握できる
  • 過去の実績や提案内容を確認し、信頼できる会社を選びやすくなる
  • 他社の提案を元に料金や条件の交渉がしやすくなる

警備会社によって、サービス内容や料金体系は大きく異なります。相見積もりを取ることで、比較検討をすることができ、無駄なコストを削減しながら、質の高いサービスを選びやすくなります。

非常にメリットの大きい相見積もりですが、実はデメリットもあるのです…。それは「会社のリサーチと見積もり依頼に時間がかかる」こと。

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【まとめ】警備配置に迷ったらプロに相談しよう

ここまで短期イベント規模別の警備員配置や配置するポイントについて述べてきました。まとめると次のようになります。

  • 警備配置は規模によって基準が異なる
  • 警備を配置する際は最低限4つのポイントを押さえる
  • 会社選びに困ったら相見積もりを取る

警備員はイベントを円滑に進めるためにも、欠かせない存在です。ただ、イベント内容によって警備すべき点が異なるので、1人で配置を考えるのは非常に骨が折れますよね。

そんな時はプロに頼りましょう。多くの実績を積んだ信頼できる警備会社であれば、イベントを成功に導く警備配置を示してくれるはずです。

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